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「今」を描いた社会派ラブストーリー『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』


いつ恋

また久しぶりの投稿になります。
管理人です。

先月ようやく2年に渡る長丁場の撮影が終わりまして
平穏な日々が戻ってきました。
この2年間の個人的な激闘についてはそのうちレポートを書きます。
誰も求めてないだろうけど。

今日は映画ではなくテレビドラマの話です。

日本のテレビドラマは総じて以下のような特徴を持っているように思います。

舞台調の大げさな演技、大げさな台詞まわし
コマ落としやスローモーションを多用した過剰気味な演出。
キャスティングから透けて見える芸能事務所の見えざる力。

技術的な面においても常に深すぎる被写界深度や
フラットに回りすぎな光、ゆるい構図が特徴的です。

だから私はあんまり日本のテレビドラマが好きではないのですが…。
これは個人の好みの問題ですが。

2010年代に入ってから私が毎週かかさず見ていたTVドラマは
『流れ星』(2010年)
『それでも、生きてゆく』(2011年)
『リーガル・ハイ』(2012年)
『ゴーイング マイ ホーム』(2012年)
『Woman』(2013年)
『まほろ駅前番外地』(2013年)
『みんな!エスパーだよ!』(2013年)
『孤独のグルメ』(2012年〜2015年)

だけでした。

ここ2年孤独のグルメ以外全くTVドラマを見ていなかった
ことになります。

コメディで舞台調な演出が施されていた『リーガル・ハイ』
を除いてどれも深度は深すぎず光が不自然に回りすぎていないのが
ルックとしての特徴でした。

とくに本職の映画監督が演出を手掛けていた『ゴーイング マイ ホーム』と
『まほろ駅前番外地』『みんな!エスパーだよ!』は完全に作りが映画で
毎回賞味45分弱の中編映画を見ているような満足感がありました。

前置きが長くなりましたが今放送中の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
の何が素晴らしいのかルックと演技・脚本にわけて書いていきます。

■ルック・演出

そんなに長く書くこともないのですが
このドラマでは深度が常に深くなく、また不自然に光も回っていません。
カット割りの面でも例えばTBSのディレクターさんだったら
細かく割って間に手持ちショットとかを挟んできそうな場面でも
フィックスの安定したショットを基本線にして
引きすぎず寄りすぎず、カット割りでドラマチックにするのではなく
台詞と場面そのものの持っているドラマ性を大事にして長めのカットで
繋いで見せるという風に感じられます。

主な演出を並木道子さんと石井祐介さんというフジテレビの名人2人が
手掛けていますが、無理に押さないでもドラマ性は作れるという大事なことを
このドラマを通じて教えてくれます。

■演技・脚本

脚本を手掛けている坂元裕二先生は2000年代以降
『わたしたちの教科書』『Mother』『それでも、生きてゆく』
と社会派の意欲作を手掛けてきた作家さんですが
今回はフジテレビの月曜9時枠としては異色な社会派ラブストーリーになっています。

毎回驚かされるのは鮮やかなせりふ回しの数々で
「普通のおじさんと5000円でカラオケいくのは危ないけど、社長と10万貰ってカラオケいくのは安全なの」
「用なんてないからこそ会いに来たんだよ」
(すいませんどってもうろ覚えです)
といったセンス溢れる台詞の数々と完全に私好みなsubtleでcalmな抑えた芝居が最高です。

主人公は最底辺の労働者に最悪な労働を紹介して仲介料をピンはね
ヒロインは劣悪な労働環境の介護施設で派遣社員として働きながら搾取され
「いやー日本は本当に美しい国だなあ(白目)」
という感想しかでてこないほの暗さも好みのど真中です。

ちょっと前半はかったるい部分も多かったですが(それも味だけど)
物語は後半から俄然面白くなってきました。
悲しい事に視聴率がかなり苦戦しているようなのですが
巻き返してもっとこういう作品が多く作られるようになって欲しい!

今日で最終回なんで休みで暇な方は是非ともどこかでダイジェストでも見ておさらいしつつ
21時からの放送をごらんください。

といった感じで今日は終わりにします。 
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