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2011年公開 日本映画私的ベスト10

過去のベストは下から。
2007年
2007年公開映画 私的ベスト10
2007年公開 日本私的ベスト10
2008年
2008年公開映画 私的ベスト10
2008年公開日本映画 私的ベスト10
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2009年公開映画 私的ベスト10
2009年公開 私的日本映画ベスト10
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2010年公開映画 私的ベスト10
2010年公開映画 私的ワースト10
2010年公開 私的日本映画ベスト10

2011年
2011年公開映画 私的ベスト20

 
10.『洋菓子店コアンドル
coinderue.jpg
田舎から彼氏のケツを追っかけてきた
自己中な女が周りを強引に振り回して
パティシエとして成長していく。

本作は乱暴に要約するとそういうことになります。
しかもTVドラマのように前半と後半がブツっと切れて
全然違う話になるので相当構成も不細工です。

ですからこの作品は深川監督の演出で全て成り立って
いるといっても過言ではありません。
何よりも素晴らしいのが音響の使い方で
クリームをかき混ぜる音、生地を齧る音、卵を割る音
牛乳を注ぐ音、ケーキを食べる音
これらが粒のそろった録音で細かくつながれて
リズムを作っています。

また、撮影面でも焦点深度を変えて
視点誘導することで伝えるべきものを
きちんと移しているので非常に画面に説得力があります。

たとえ脚本が50点未満でも
演出次第では平均点を超えることも出来る
ということを教えてくれる作品ですね。


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9.『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』
themancalledfox.jpg
太平洋戦争末期のサイパン島で
ゲリラ戦を展開した大場栄大尉の実話もの映画。

2000年以降日本では
「男たちの大和」とか「俺は、君のためにこそ死ににいく」
といった駄目駄目戦争映画を粗製乱造してきましたが
僕が知る限りで今のところこの太平洋の奇跡が最も良い出来だと思っています。

それはタイの熱帯雨林でオールロケしたことや
冒頭の玉砕戦闘場面での火薬量だけでなく
戦争に是非ついては特に何も主張しないという
フラットな視点が素晴らしいと思ったからです。

終盤に少々感傷的になりすぎた嫌いがありますが
許容範囲です。


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8.『白夜行
byakuya.jpg
ドラマ化もされた東野圭吾原作小説の映像化。

忌まわしい過去から身一つでのし上がっていく女と
女を影ながら支える続ける幼馴染の男の
昭和の香り漂うドロドロサスペンスで
これだけ骨子のしっかりした原作があるだけに悪かろうはずがありません。

が、本作には大きな問題点があります。

それは船越英一郎と戸田恵子の演技が明らかにやりすぎ
ということと終盤にスローモーションとオーバーアクト
大げさな音楽の極悪コラボで「泣け!」と
脅してくることです。


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7.『まほろ駅前多田便利軒
mahorostation.jpg
東京郊外の架空の町まほろ市で
便利屋を営む男の一年を時系列順に丁寧に
描きこんだコメディ?映画。

原作短編小説の数エピソードを季節とともに
順を追ってぽつぽつと描写した作品だけに
ダイナミズムや爽快感とはまるで無縁ですが
常識人の主人公多田と何を考えているかわからない変人行天
のバディものとしても楽しめる1品です。

演出面に言及するととにかく
フィックスカットが多くてちょっと観てて疲れます。
またこれは狙いでやってるのかも知れませんが
録音レベルが低くて台詞が聞き取りづらいです。
MAの段階で意図的にやったんでしょうが
もう少し観客に優しく・・・。


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6.『マイ・バック・ページ
mybackpage.jpg
昭和の若者のエネルギーと
去り行く時代への限りない喪失感を感じさせる
ニューシネマの香りがする実録社会派映画。

こちらの記事で詳しく書きました。

映画『マイ・バック・ページ』とその時代 1960年代新左翼と学生運動
http://undersiege.blog112.fc2.com/blog-entry-84.html



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5.『大鹿村騒動記
ohshikavillage.jpg
村に伝わる伝統の歌舞伎講演にまつわる
じいさま婆さまたちの悲喜こもごもを描いたコメディ映画。

人間の憎しみや悲しみをちょっとシニカルな視点で
また老いることの悲しみをギャグに転化する
巧みなストーリーテリングは素晴らしいです。

名優・原田芳雄さんの遺作となりました。
でも最後の出演作がこのような良作で本当に良かったと思います。

以下は前回のエントリーにも書いたのタイトルだけ。


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4.『探偵はBARにいる』
tantei.jpg

3.『冷たい熱帯魚
coldfish2.jpg

2.『八日目の蝉』
semi.jpg

1.『奇跡

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2010年は邦画に良作が多かった気がしましたが
2011年は数が減ってしまった感があります。
といっても僕も『恋の罪』とか目ぼしいやつをいくつか見逃してますけど。

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