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良作…だけど長すぎ『のぼうの城』—感想・レビュー

■個人的評価 70/100点
良作だけど、長すぎ
のぼうの城

■あらすじ
戦国末期。天下統一を目前に控えた豊臣秀吉(市村正親)は、最後の敵、北条家に大群を投じていた。
周囲を湖で囲まれ“浮き城”の異名を持ち、人々が平穏に暮らす“忍城”に対し、
秀吉は2万の軍勢で落とすよう、寵愛の家臣・石田三成(上地雄輔)に命じる。
忍城の侍たちに緊張が走る中、
農民や子供たちと楽しそうに戯れる侍、成田長親(野村萬斎)がいた。
城主・成田氏長(西村雅彦)の従弟で、智も仁も勇もないが人気だけはある不思議な男。
領民からは“でくのぼう”を意味する“のぼう様”の愛称で呼ばれ、皆に慕われていた。
そんな長親に密かに想いを寄せる城主の娘、甲斐姫(榮倉奈々)。
長親の幼馴染で歴戦の強者、丹波(佐藤浩市)。
その丹波をライバル視する豪傑・豪腕の和泉(山口智充)。
戦の経験は無いが“軍略の天才”を自称する靭負(成宮寛貴)。
緊迫する仲間たちを前に、長親は呑気なことを言って皆を唖然とさせるが、
ある日、天下軍が遂に忍城を包囲する。
成田氏長は「秀吉軍とは一戦も交えずに速やかに開城せよ」との言葉を残し、
長親に城を任せ、既に小田原に向かっていた。
忍城の500人の軍勢では2万の大軍相手に戦っても勝ち目はない。
やむなく開城することを決意する長親たちだったが、天下軍の威を借り、
なめきった態度を取る長束正家(平岳大)と対面した長親は、
一転戦うことを決意。長親のその強い決意に導かれるように、
丹波をはじめとする武将たちや普段から長親を慕う百姓たちも立ち上がる。
それは、戦によって名を挙げることに闘志を燃やす三成の思う壺であったが、
秀吉に三成を支えるよう命を受けた盟友・大谷吉継(山田孝之)だけは、
忍城軍のあり得ない士気の高さに警戒心を抱く。
忍城軍は襲いくる大軍を前に、農民や老兵までが侍に劣らぬ活躍を見せ、
地の利を生かし、騎馬鉄砲や火攻めなど多彩な戦術で天下軍を退けていく。
想像を超える忍城軍の奮闘ぶりに三成は、城の周辺に巨大な人工の堤を築き、
それを決壊させる“水攻め”を決断。濁流が流れ出し、
領民たちは高台にある忍城本丸に必死に逃げ込む。
このままでは本丸が沈むのも時間の問題。
だが、忍城軍が絶望に包まれる中、
長親はただ一人で武器も持たずに小舟で三成が築いた堤へと向かっていくのだった……。 
野村萬斎がすべて
僕のブログをよく見てくださっている数少ない方はわかると思うんですが
実は俳優の芝居に全然興味がないんです。

一応演出の勉強をしてアマチュアとしていくつかの作品に関わってきた立場として
あくまでもブログでは芝居じゃなくてそれ以外の所を中心に書いているのと
あと自分で作るときは基本演技指導を別の人間に一任しているもので。

その理由は演技指導をするのが嫌いなんじゃなくて
俳優というクソの固まりみたいな連中
関わって余計なストレスを抱えたくないからなんです。
まあそういう能無しの下劣な人間に限って全然売れてない役者だったりするんですけどね。
そこそこ売れてる人はむしろ良い人が多いです。
売れてる売れてないってそういうのも関係あるんでしょうね。

すみません。前置きが長くなりました。

のぼうの城2

本作はほとんどが主演 野村萬斎の圧倒的な技量と存在感で持っています。
時代劇の演技っていうのは抑えめにリアリティを重視する現代劇の映画と違って
ある程度大げさにやることが許されます。
「なんで?」とかじゃなくてそういうものなんです。

なんで本作は終始みんな青筋たてて怒鳴ったりしてます。

伝統芸能はリアリティとは全くの対局あります。
そんな中だからこそ狂言という伝統芸能の世界で厳しく調教されてきた
野村萬斎さんの存在はより光っていました。
「発声」「動作」「立ち振る舞い」
そのすべてが完璧です。

芝居に興味がないと言いましたがこれほどの圧倒的な技術を持っている人は
見ていて楽しいです。

■でも長すぎ
で、芝居以外の話に入ります。
本作は「圧倒的に多勢に無勢な状況で、蟻が象にどう立ち向かうか」
というのが肝なはずです。
当然そこには弱者なりの工夫があるはずなんですが
作戦らしいのは
「相手をぬかるんだ場所に誘い込んで照準を狂わせた上にこちらは馬上から射撃する」
「門の中に誘い込んで油ですべらせ火をつける」
くらいで特に変わった物はありません。

のぼうの城3


というか忍城軍側の兵が農民も含めて明らかに戦闘力が高すぎます。
「この映画どこから『300』になったんだ?」

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と思いました。
忍城が落ちなかったのはどう考えてもこいつらが常人離れして強かったからです。

あとこれは犬童監督の特徴ですがとにかくスローモーションを多用します。
犬童監督の作り出す艶っぽい画面が僕は大好きなんですが
2時間半もの間あれをされるとちょっと疲れます。

長いというのは単純に1つ1つのシーンの尺が長くて冗長ぎみというのもあり
とにかく野村萬斎を見せたいという意図はわかるにしても
敵陣の前で田楽踊る場面なんていくらなんでも長過ぎです。
撃つならとっとと撃てよ!

とはいっても邦画界におけるCGの名手樋口真嗣監督の力
と圧倒的な物量もあって総合的にはとても楽しいエンタメ作品になっています。

オススメです!

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