スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

青空エール—感想・レビュー

■個人的評価 10/100
青空エール1
登場人物のことを誰一人として好きになれない。


恥ずかしい…。何もかもが恥ずかしい…。
恥ずかしくて画面から目を背けそうになった回数数えきれず。
苦痛からの解放までに時計を見た回数数えきれず。

三木監督の前作『くちびるに歌を』が最高だったので
青春映画+音楽で外れなしと期待したのが大きな間違いでした。
人気コミックの映像化ということですが原作は全く読んだ事がありません。
ですのでこれから書くことは原作との比較ではなく完全に1本の映画としてみた感想です。
あと点数からお察しの通り、良い事は全くと言っていいほど書いてないので
好きな方はブラウザを閉じるなり、訳の分らんブロガーの戯言と笑い飛ばすなりしてください。
いつもはネタばれ無しで書いてますが
ディテールを書かないとただの言いっぱなしの悪口になってしまうので
今回はネタばれありで書きます。 

■ヒロインがサイコパス。

最初の一言に登場人物が好きになれないと書きましたが
特にヒロイン・小野つばさ(土屋太鳳さん)は最悪。
空気が読めないを通り越した狂気的な行動の数々には戦慄を覚えました。
きっと彼女は反社会的ソシオパスかサイコパスに違いありません。
だってそうじゃなきゃ説明つかない行動ばっかとるんだもん!

それでは彼女の狂気的行動について追っていきましょう。

引っ込み思案な性格(のサイコパス)
小野つばさは白翔高校入学を機に憧れの吹奏楽部を目指します。
理由はブラバンで高校野球の応援をしたいから。
音楽がやりたいんじゃなくて応援がしたいというのは目的と手段が逆ではないかとは
思いますがそれは置いておいて、入部時の自己紹介で彼女は思いっきり皆の前で
「高校野球の応援がしたいからブラバン入りました」
とか言っちゃいます。

いやいや、入部の真の動機はなんでもいいけど公言しちゃだめでしょ!
吹奏楽部は野球部の応援のためにあるんじゃないんですよ!
当たり前ですがこの発言が原因で思い切り皆に悪印象を与えてしまいます。
余談なんですが吹奏楽部の目指す普門館、その地区大会コンクールは
夏の甲子園と日程がかぶっています。
今年の甲子園で野球部の応援のためにコンクール出場を断念しなくてはならなくなった
秀岳館高校の件は議論を呼びました。
https://www.buzzfeed.com/takumiharimaya/brass-band?utm_term=.cs747gYE7#.lgyqMPwKM

もしこういう事態になったら彼女は喜んで甲子園を選ぶのでしょうね。

なんやかんやあって野球部は地区予選決勝まで進み
念願かなってつばさは吹奏楽部として野球部の応援に行くことになります。
しかし残念ながら野球部は9回裏にサヨナラ負け。
しかも敗因はつばさが応援してる大好きな彼、山田大介(竹内涼真さん)
の送球エラーでした。
うなだれる彼を見て、なんと彼女はあろうことか試合終了後にも関わらず
独奏を始めます。
これは相手高校への侮辱行為であり、高野連からペナルティを課される可能性があります。
そのあと顧問の杉村容子(上野樹里さん)からきついお叱りを受けますが当たり前です。
相手校がクレームつけなかったから良かったとは言われてましたが
確実に高野連からの印象は悪くなりました。
彼女は自分の行動が彼に不利益を与えることになるにも関わらず自分が気持ちよくなる事を優先したわけで
ここからもサイコパスの傾向が見て取れます。

その後つばさが大介くんに告白するも「野球に専念したい」
という理由で振られたりとか、面倒見てもらっていた先輩が腱鞘炎で
最後の大会に出られなかったりとか、大介くんが大会前に大きな故障をしたりとか
つばさが周りに不幸をまき散らしながら話は進みます。

次の山場は大介くんが足首の故障でリハビリしている病院です。
つばさはあろうことか部員全員を引き連れて
病院の前で彼を応援するために演奏を始めます。

なんという迷惑行為!
病院側に許可はとったんでしょうか?
安静にしてなきゃいけない人とか、外からの反応に過敏になっている人とか
病院なんだからいっぱいいそうなんだけどいいんですかね?
それとも自分がやりたいから他の人はどうなってもいいということなんでしょうか。
そんな行動からも彼女が社会的ソシオパスである傾向が(ry。

もう書かなくてもわかると思いますが
3年最後の大会で野球部は甲子園進出、しかも大介くんの代打サヨナラホームラン。
つばさは最後の大会でついにパートメンバーに選ばれ最初にお互いの目標を告げ合った場所でキスして終わります。
でも本当にどうでもいいし、彼らがこの先どうなろうとなんの興味も湧きません。

あと、多分この2人は1ヶ月後くらいに別れます。
主につばさが原因で。
というか彼女といると高確率で不幸になりそうなので
それが賢明ではないでしょうか。

つばさのことでほとんどスペースが埋まってしまいましたが
少しだけ他のキャラクターについて。
大介君はホモか精子薄そう。
10代の動くものならなんでもエロく見える年ごろに
性格はともかくあんな可愛い子から好かれたら振れる訳がありません。
あんな高校生いないって!
しかも彼も彼女のことを好いていたようでした。
もっと自分の欲望に素直になった方が人生楽しいですよ!

つばさ大介の親友ポジション
城戸保志(堀井新太さん)脇田陽万里(松井愛莉さん)は存在自体が必要ない。
彼らは親友というただの記号でありいてもいなくても
どっちでもいいぐらい存在感がなかったです。
他にもなんで出てきたのか分からない攻撃的な野球部マネージャー
澤あかね(平祐奈さん)あたりはいっそのこと潔く削除していただいて
もっと主役の2人だけに焦点を合わせて欲しかったところです。
そうしたら私もなぜつばさがあんなキチ○イじみた行動ばかりとるのか理解できたかもしれません。

青空エール2


■日本の演技スタイルはなぜこうなのか?

良い演技、悪い演技とはなんでしょうか?
私にはその答えは分かりません。
yahoo映画レビューなどを見ていると
「誰誰の演技が上手だった。誰誰は下手だった」
という非常に曖昧かつ主観的な意見が多く見られますが
芝居などという曖昧な物を定量化するのは不可能ではないでしょうか?

良い演技悪い演技というのは分かりませんが
私にはハッキリ嫌いな演技好きな演技というのがあります。
前者がすべての音をハッキリ発音し、常に抑揚をつけて大袈裟なアクションをする芝居。
後者はその逆です。

演技に正解・不正解はないのですが日本の俳優も演出家も何故か
前者の芝居ばかりをさせようとします。
もうそういう要素が見て取れるだけで私はその映画を観る気がなくなります。
たとえ芝居がかった芝居でも、尺の中で抑えたところと盛り上げるところを
適度に分けてくれればいいのですが、本作でも主要人物である若者たちは
常に青筋立てて怒鳴りたててます。
本当、こういうのお腹いっぱいです。

私のようにインディーの世界にいる人間でも企画ごとに応募をかけると
業界の停滞なのか一応はプロである俳優の方が相当な数きます。
書類を振り分けてオーディションをするのですが、不思議なことに
皆一様に青筋立てて怒鳴りつけながら演技してくれます。
なぜなんでしょうか?
理由が分かる方がいたら是非とも教えてください。

■映像について

最後に少しだけ映像について。
三木監督はすごくドラマティックな映像を撮られる監督だと思っています。
逆をキーにおいて正面からふわっとライトをのせた照明。
レンズフレアがかかったような淡い画調、時間経過や場面転換の鮮やかさ
静物の使い方。
そう言う所が個人的には非常に好きで、前作の『くちびるに歌を』は
本当最高だったのになあ…。

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://undersiege.blog112.fc2.com/tb.php/216-32ed285b
ブログパーツ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。