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撮影レポート 2年間の激闘『11月19日』


お久しぶりです。
管理人です。

今回はレビューとかじゃなく個人的な話を書きます。
実は2015年にクランクインし2年の撮影とポストプロダクションを経て完成した自作が
今週末に山形と来月17日に東京で上映されます。

そこでこの2年の激闘として時系列に沿った撮影レポートを今日は綴っていきます。

■初稿完成〜製作可能性を探る〜ポストプロダクション
2013年‐2015年


今作のタイトルは『11月19日』初稿を書き終わったのは
2013年の暮れごろでした。
当時前作の長編を製作途中でなんとなく
「ちょっと規模的に厳しそうだけどこんなのやりたいな〜」
程度のノリで脚本を書いていました。
次は全然違うことやりたいと思ったので学園物ラブストーリー
という割と今まで考え付きもしなかったものにしました。
実写映画を意識したというより当時好きだったアニメの『氷菓』(今年実写映画が作られましたね)
と『秒速5センチメートル』(新海誠監督がこんなメジャーになる事を当時は想像もしませんでした)
の影響だったんですけどね。
当初は30分くらいの、点描描写にオープニングとエンディングがくっつけてある程度の短いものを想定してましたが
話しの「オチ」にインパクトをつけるために前振りを足していったらすごい勢いで尺が伸び
最終尺は84分になってしまいました。

前作の製作と展開が終わり、そろそろ次に乗りだそうとなった時
別のもう少しやりやすそうな物を考えもしたのですが
今までと同じ事やっても面白くないなと考えちょっと無理してでもやってみるか
と決めたのは2014年の中旬ごろだったと思います。

今回は学校という撮影地に加え、限界ギリギリの超低予算のため
・場所を無償もしくは格安で貸してくれる事
・エキストラを無償提供してくれること
・制服など統一させる小物をエキストラ分含めて提供してくれること
・劇中の大道具系を運搬手配借用(無償もしくは格安)でさせてくれること
という半端じゃなく厳しい条件が付いてしまいちょっとどうすればいいのか最初見当もつかない状態でした。

そんな中2014年10月ごろ伝手をたどって「山形いいんじゃない」という紹介を貰い
丁度雪国を想定していた脚本の内容に色々な条件と金銭面がギリギリクリアできた結果
クランクインの目処が立ったのは翌年初旬に入ってからでした。

今回何よりも大きかったのは山形で製作を一手に引き受けてくれた
佐藤哲哉さんの存在でした。

佐藤さんのブログ
http://tetsuya1974.blog129.fc2.com/blog-entry-933.html

最初山形フィルムコミッションに話しを持って行った際
「これは現地の製作担当者つけないと、とてもじゃないけど撮影まで持っていけないな」
と思い、誰かやってくれそうな人を探していたときに山形自主制作映像祭を主催していた
佐藤さんを見つけ駄目もとでお願いしたら2つ返事で快諾してくださり
本当に佐藤さんいなかったらどうなっていたかわかりませんでした。

また、今回山形市内だけでなく同じ県内の新庄市でも撮影したのですが
立ちあがったばかりの新庄フィルムコミッション関さんは自主制作にもかかわらず
時には山形市内の撮影までアテンドしてくださり本当にありがたかったです。
関さんは元々東京で製作部をなさっていた方だったので現場のことも熟知されていて
とても頼もしかったです。

山形フィルムコミッション
https://www.fc-yamagata.jp/
新庄フィルムコミッション
http://www.shinjo-fc.jp/

IMG_6346.jpg

■クランクイン〜クランクアップ
2015年‐2016年


撮影は当初、春と秋に2分割し季節感は実景で出す。
という予定でいましたが諸々の人と場所の調整の結果
およそ一年かけて春から翌年の冬までリアルに四季を追いかけて撮影することになりました。

クランクイン前にそれまで3年続けた撮影体制を一新し
新たな撮影部と録音部を迎えることになりました。(色々あって)
また百人以上の書類を選考してオーディションし
俳優部門と製作部門の全てのピースが埋まったのは3月のこと。
クランクインが5月初旬だったので結構ギリギリのタイミングでした。

IMG_4744.jpg

5月のクランクインから8月、10月、12月。12月は記録的な暖冬の影響で
狙ったカットを撮れず2016年1月の追撮を経て2月に東京でロケを敢行し
長い撮影期間は終わりました。

IMG_9623.jpg

東京撮影では専門時代の同期生だった増谷くんが製作を手伝ってくれ
彼の尽力もあってこれまた中々の物量だった東京での撮影も乗り切る事ができました。
IMG_6762.jpg
IMG_6771.jpg


■ポストプロダクション
2016年‐2017年


終了後私の方で編集を開始。
本職の方で凄まじい激務に見舞われたのと単純に尺とカット数が多かったのもあって
大体形になったのは2016年暮れのことでした。

CsunxpWUIAA5sdF.jpg

今回メインカメラにBlackmagic Design社の「Blackmagic Pocket Cinema Camera」
を使用しており、今まで一眼のEOS7Dとの違いとしてlog収録したというのがあります。
撮影部が私の「ピッカピカの画にしたい」という要求を考えた結果こうなったもので
なにが良いかといえばrawみたいにバカでかいファイルサイズにはならないけど
ダイナミックレンジが稼げて後処理で大きく色味を変えても破綻しずらいよというのが
logのいいところではあります。

ただもちろんいいことばかりではなく
収録時めっちゃ眠たい感じの画になって仕上がり想像し辛いとか
撮る方は撮るほうでこの画のせいで本当に露出が合ってるのかとか
感覚で判断せざるを得ないので技術に自信がなくて撮影チームがチームとして機能していないような場合は
素直に仕上がりの分かりやすいノーマルのピクチャスタイルにしといた方がいいですとだけは言っておきます。
あと、カラーグレーディングが必須なのでカラコレの知識とソフトも必須。

話それましたがそんなわけで編集後に撮影部にグレーディングを引き渡し
戻ってきたカットにこちらでもさらに編集と色味の調整を加え
今度は合成とCGに出しました。

audio.jpg

今回の製作物を見てもほぼほぼどこに合成やCGをつかっているのか不明ではないかと思いますが
雨設定なのにどピーカンの晴れがガラスに写っていたのを消したり、壁からポスターを消したり
空模様をハメ変えしたりと結構な所につかっています。
合成とCGについては佐藤さんが本職だったのでお願いしました。
これだけやっても自然な仕上がりにできるというグレーディングもそうですが
後処理の部分にかかる重要性というのが年々増していってるのを感じる良い経験にもなったものです。

並行して整音用のオフラインファイルつくって引き渡し。
整音作業があらかた済んだら2日ほどかけて全編立ち合いして最終的な音を決め
上がってきた合成カットと共に撮影部に戻して全体的な色味を調整。
さらに私の方で全体の色を微調整とCG合成の再チェックをして完了したのは
8月末のことでした。
製作開始から約3年、クランクインから2年半。
長い長いプロジェクトでした。。

冒頭にも書きましたが明日タイトル通り11月19日に山形で
http://tetsuya1974.blog129.fc2.com/blog-entry-933.html
12月17日に東京で
https://www.facebook.com/events/379137362516999/
上映予定しています。

有料で申し訳ないのですが足を運んでいただけると嬉しいです。
今日はこんなところで。  

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