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自主映画の作り方 プリプロダクション編

先週まで自主映画を撮影していました。
シナリオを書いたのが去年の暮れだったので
撮影終了までおよそ10ヶ月を要したことになります。

僕は今まで3本の短編を撮りましたが
ここまでの長期戦になったのは初めてです。

で、今回作ってみて色々思うところがあったので
その経験から自主制作映画のフローを作ってみました。
まあ誰がそんな物求めてるんだという疑問もありますが
書きたいので書きます。

長文になるのでプリプロダクション編(撮影前準備)と
撮影編に2回に分けて書きます。 
自主映画製作のフロー
1.シナリオを書く

2.ロケハンする

3.カット割を決める・絵コンテを書く

4.オーディション・役者を集める

5.役者を集めて本読みをする

6.クランクイン

7.色々トラブルが起きる

8.クランクアップ

9.編集

10.上映


今回はプリプロダクション編です。
プリプロダクションとは撮影前の準備のことで
上述したフローの1~5のことを指します。

1・シナリオについて
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一番大事なことはなんでもいいのでエンドまで書くことです。
その上で出来るだけ多くの人に見てもらいましょう。
自分で書いた物の矛盾点に自分で気が付くのは結構難しいからです。
僕は常に兄との共同脚本で今まで4本書きましたが
必ずどちらかが初稿を書いて、その後二人で加筆・修正していく
というスタイルでやってきました。
また、僕は以前映画学校とシナリオ講座にいたので当時の
講師や同期(センスの良さそうな人)にも見てもらうように
してきました。
このような経過を経ることによって、無駄な台詞を省いたり
矛盾点を洗い出したりすることが可能となります。

そんな便利な人が回りにいないという方は
本好きな人や、映画好きな人に見てもらうのでも
いいと思います。

ただし、時々トンチンカンなことを言う人(コアな映画マニアに多い気がします)
がいるのである程度線引きして、自分の意思を押し通すことも大事です。

あくまでバランスよく。

参考。
もちろんこれを読んだからといって
素晴らしい脚本が書ける訳ではありません。
それだったら誰も苦労しないわけで。

アカデミー賞を獲る脚本術アカデミー賞を獲る脚本術
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2.ロケハンについて

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脚本が完成したらロケハンします。

ちなみに脚本を書くためにするロケハンを
シナハン(シナリオハンティング)と言います。

実際の現場を見てみないとカット割も決められません。
特に室内の場合は狭いので、思ったようにフレーム内に
収まらないことが多々あります。
この時撮影に使用するカメラを持っていくと尚良いです。
が、無理ならいろんな角度からいっぱい写真を撮っておきましょう。

また、ロケ撮影の時は人通りの少ない場所を選んだほうがいいです。
なぜなら、人通りの多いところには警備員という天敵がいるからです。

それでも撮影許可を貰えば問題ないですが、撮影許可を貰うのは
個人の自主制作では非常にハードルが高いです。
交通整理するために人手も必要になってきますし。

なんで基本的に無許可のゲリラ撮影になります。

自慢じゃないですが、僕は自分の撮影中に
警備員に注意されたことは一度もありません。
自慢じゃないですが。

どうしても人通りの多いところでやりたいなら
事前にカット割を綿密に決めてパパッと撮る俊敏さが
必要です。

それでも警備員に止められたらとりあえず
「すみませーん」と言ってその場から一旦逃走し
しばらくたってから戻ってきましょう。
人通りの多い場所での撮影は警備員との戦いでもあります。
実際に他の自主の現場に参加した時はこういうこともありました。

3.カット割について

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プロの映像作家は絵コンテを書かない人もいます。
ヒキ・ヨリ・バストアップ・フルフィギュア・両サイドをルーズ・タイト等
大まかな指示だけ出して、後はカメラマンの感性に任せるということです。
ですが、これはカメラマンが出来る人である場合だけ成り立つ方法です。

そうじゃないと、いちいち監督に確認を求めてきて
時間がかかるだけです。
僕はそんな素晴らしいカメラマンを知らないので
絵コンテはきっちり書きます。

また撮影当日ですが、できれば絵コンテどおりのカットだけ
撮って終わりにするのは避けたほうが良いです。
なぜなら編集時に意外とカットが足らなくて
上手く繋がらないことがあるためです。
それを避けるために撮影時は、物や人物のクロースアップを
撮っておくと吉です。
そうするとどうしても駄目な時に無理やり
クロースアップのカットを間に挟むことで
繋ぐことが可能になります。

どうやってカット割りを決めるか?
これはその人のセンスによると言えばそれまでですが
素人がカット割すると繋ぎがギクシャクすることが多いです。
僕の場合は、既存の商用映画を参考にしてカット割りを決めています。
プロがやっていることなので大正解かどうかは置いておいて
不正解になることはまずありません。
僕は作品のトーンが決まったら、そのトーンに近い作品を
何十回もそれこそ穴が空くまで見ます。
その上で引き画と寄り画のバランスを考えながら絵コンテを書きます。

インディー系の映画で、はやりとして山下敦弘監督のような
フィックスカット長回しの多用がありますが
これは考え抜かれた構図と役者さんの演技力あってのものなので
あまりお勧めはしません。

基本的にワンカットが長いと画面がダレます。

参考。
演出の上での基本を教えてくれる書籍です。
実際にやってみるのが一番の近道だと思いますけど。

一人でもできる映画の撮り方一人でもできる映画の撮り方
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西村 雄一郎

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4.オーディション・役者について

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以前こちらにも書きました自主映画の場合
役者はスタッフの知り合いの演劇関係者が多いです。
詳しくは上記のエントリーに記載しましたが
演技がクサくなりがちです。
これは作品のトーンにもよるので大きな演技=間違いと
一概には言えませんが、自主のような小規模作品で
大きな演技をするとまず間違いなくクドいだけです。

今はネット経由の募集もあります。
今回の中篇では主要キャスト二人と子役はネットで募集しました。
ちなみに二人とも一応プロの方です。

募集の仕方にもよりますが、無給だとよほど監督がキャリアのある方でも
ない限り応募はありません。
僕も今回はギャラを出しました。
ギャラが些細であっても有りと無しでは応募者の引きがまるで違います。
現に僕も今回運よくかなりのキャリアをお持ちの方に
タダみたいな値段で出演していただくことが出来ました。
ただ、後でトラブルにならないように事前に交渉はしっかり
やっておくべきです。

■配役について
役者さんを決める時には演技力とビジュアルも大事ですが
それ以上に大事なものがあります。
それは「人間性」です。

いかに上手い人でも、変なこだわりを持っている人は
避けたほうが良いです。
なぜならその人がこだわって、やり直しを求めると
撮影進行に大きな支障をきたすからです。

オーディションの時は実際にホンを読んでもらって
演技を見るのと同時に、その人のパーソナルな部分にも
着目することが大事かと思います。

また、子役の場合は親御さんがどんな人かが
重要です。
中には監督を置いて勝手に子供に演技指導しだす
人とかもいるので。

5.本読みについて
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配役が決まったら役者を集めて本読みをします。
ここで演技の方向性を決めます。
動きもつけながらホンを読んでもらい
オーバーな人は抑えて、逆に固くなってる人は
適当に自由にやってもらうなどして演技がはみ出していくのを抑えます。
ただ、個人的に何回もやるものではないと思っています。
なぜなら慣れすぎると余計なことをしようとする人が出てくるからです。
やはりシンプルが一番です。

あと、実際に読んでもらうと台詞に読みづらい部分があったりします。
よほどのこだわりがなければ読みやすいように直してあげましょう。

ここまでがプリプロダクション編ですが
この後はとりあえず皆で飲みにいって仲良くなりましょう。

明日は撮影編です。

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